朝鮮半島情勢に新しい一歩!

今日は4月27日、東京は晴れでした。日本はこのところあまり大きなニュースはなく至って平穏な日々が続いていますね。来年の「改元」のためでしょうか。其れに引き換え、朝鮮半島では歴史的な会談が行われました。いま世界の注目を集めている北朝鮮キム・ジョンウン金正恩朝鮮労働党委員長と韓国のムン・ジェイン大統領(文在寅)の歴史的な会談が行われたのです。

両者の会談は、軍事境界線にあるパンムンジョム(板門店)の韓国側の施設、「平和の家」で、27日午前10時15分から開かれ、午後6時ごろまで行われました。

会談は「パンムンジョム宣言」と名づけられ、両国指導者は共同宣言に署名しました。

共同宣言の内容は、焦点のはっきりした革命的な内容で、私は一驚を喫しました。要点をまとめると、
北朝鮮の核問題について、「南北は完全な非核化を通じて、核のない朝鮮半島を実現するという共通の目標を確認した」
◎休戦状態にあった朝鮮戦争終戦を宣言して平和協定を結ぶため、南北とアメリカの3者、さらには中国も加えた4者による協議を積極的に推進することで合意。
◎キム委員長が核実験やICBM大陸間弾道ミサイルの発射実験の中止、それに核実験場の閉鎖を表明したことを高く評価
軍事境界線一帯でのすべての敵対行為を中止して、その手段を撤廃し、今後、非武装地帯を実質的な平和地帯とする。
朝鮮半島西側の黄海に「平和水域」を設けて、偶発的な軍事衝突を防ぐ。
朝鮮戦争などで南北に離ればなれになった離散家族の再会に向けて赤十字の会談を行う。
◎韓国のムン・ジェイン大統領がことし秋にピョンヤンを訪問することで合意。

朝鮮半島の平和に向けた輝かしい一歩だと思いますね。