2020年のノーベル賞まとめ

今日は10月19日、東京は曇りです。気温は16度。

今年のノーベル賞は、日本人の3年連続の受賞はなりませんでした。残念ですね。しかし、だれが受賞したのかは、みんな興味があると思うので、受賞者をまとめてみました。

《2020年ノーベル賞受賞者

◎医学・生理学賞

国立衛生研究所(NIH)のハーベイ・オルター博士、カナダ・アルバータ大学のマイケル・ホートン教授、米ロックフェラー大学のチャールズ・ライス教授の3氏が受賞。

業績は「C型肝炎ウイルスの発見」。肝臓がんなどを引き起こすC型肝炎の血液検査や100万人以上の命を救う新薬の開発へとつながったことが評価

◎物理学賞

ブラックホールの存在を理論的に証明した英オックスフォード大のロジャー・ペンローズ教授(89)と、星の観測から銀河系の中心に超巨大ブラックホールがあることを突き止めた独マックスプランク地球外物理学研究所のラインハルト・ゲンツェル所長(68)、米カリフォルニア大ロサンゼルス校のアンドレア・ゲズ教授(55)の3氏が受賞。

◎化学賞

フランスのエマニュエル・シャルパンティエ(51)、米国のジェニファー・ダウドナ(56)の2氏が受賞。

業績は「遺伝子を改変するゲノム編集技術の開発」。この技術は病気の治療や農作物の品種改良などにも利用され始めている。

文学賞

米国の詩人、ルイーズ・グリュック氏が受賞。

授賞理由は、「飾り気なき美しさを伴って個人の存在を普遍化する彼女独特の詩の編み方。

◎平和賞

飢餓の現場に食料を届ける「国連世界食糧計画」(WFP、本部・ローマ)が受賞。紛争や自然災害に加え、新型コロナウイルスの感染拡大で飢餓の状況が厳しさを増すなかでの授賞となった。国連関係機関に同賞が贈られるのは9回目で、コロナ禍での国際協調を促す狙いがある。

◎経済学賞

スタンフォード大のポール・ミルグロム教授(72)と、ロバート・ウィルソン名誉教授(83)の2氏が受賞。

業績は、電波の周波数の割り当てなどで使われるオークション(競売)に関する理論の発展や実用化への貢献。