3月29日は「マリモの日」、知ってましたか?

今日は3月29日、東京は晴れです。気温は最高気温が17度。3月もあと3日、月日のたつのは早いことを実感しています。今年も4分の1が過ぎたのです。

今日は何の日か、「マリモの日」なのですね。何となくロマンチックな気持ちになったので、記事にしました。

私が「マリモ」という言葉を知ったのは、高校の修学旅行で北海道へ行った時です。「阿寒湖」のマリモですね。それ以来マリモは阿寒湖にしか生息しないものだと思っていました。しかし、マリモは世界各地の湖に生息しているのですね。ただ阿寒湖のマリモは「形が良くて大きく美しい(直径が最大30cm程度と大きく、ビロード状の美しい球状を形態する)」ので国の特別天然物に指定されているので、とくに有名なのです。マリモが特別天然記念物に指定されたのは、1952年(昭和27年)3月29日です。「マリモの日」ができたのはここに由来数るのです。

マリモは水草とは違うのです。水草は台風のような大きな嵐に弱い性質がある。水草は湖の底に根を張って生息するが、浅瀬で強い波を受けると根が取れて流され、岸に打ち上げられる場合が多い。一方、根を張らない丸いマリモは多少の波で流されても生き残り、成長を続ける。

阿寒湖のマリモが丸くなるのは、次の2つの要素が偶然にも重なったためである。1つ目の要素は、阿寒湖には浅瀬が多いためである。マリモは植物であり、その成長には太陽の光が必要となる。水深が浅い方が太陽の光が届きやすく、マリモは大きくなりやすい。

2つ目の要素は、阿寒湖では日の長い夏場に強い風が吹くためである。この風と浅瀬が生み出す絶妙な波の力により、マリモはその場で回転する。そして、満遍なく太陽の光を浴びて、丸く成長する。

丸くなるためには、「回転運動」が必要なのですね。