「トキ」の過去と現在

こんにちは、虫眼鏡です。

今日は5月10日、東京は晴れです。気温は20度、湿度は51%です。

今日から「愛鳥週間」です。愛鳥週間は、自然の中で生活している野鳥を大切にし、守ろう!」という考えを広めるために作られました。5月10日(火)から16日(月)までの1週間です。

「トキ」という鳥は、少し古いデータですが、2019年1月21日の調査では佐渡で353羽にまでその数を回復させているそうですね。大分増えてきました。「絶滅危惧種」に指定されてましたが。これも「愛鳥精神」のおかげですね。

トキは、江戸時代までは日本全土に広く分布し、群れをなして飛ぶ様子はごく一般的な日常の風景のひとつだった。それが、コメを食い荒らす鳥である「害鳥」に指定され、瞬く間に日本の空からは姿を消してしまった。

1952年、調査によって新潟・佐渡でわずか22羽ながら生存していることが確認され、即日のうちに政府より「特別天然記念物」に指定された。「害鳥」から「特別天然記念物」へと一変した。しかしその後も、トキの数は減り続け、約30年後、「環境庁」の指示のもと、自然界での生存数が5羽にまで減っていることが確認され、トキの全羽捕獲が実施され、人工増殖の道を探ることになった。

しかし、(1995年)の4月30日、日本産トキの最後の雄であるミドリが死亡。それにより、“野生の血を引く日本のトキ”は繁殖能力のない雌の一羽・キンのみとになりました。日本のトキはいなくなってしまったのですね。「日本のトキの絶滅」の’トキ’です。。

その後、中国から譲り受けた2羽のトキ(友友、洋洋)の子、孫が日本で育てられ、佐渡で放鳥されました。私もこのニュースはテレビで見ました。「その子孫のトキ」が順調に佐渡の自然の中で育って、文頭の「353」という数字になっているのですね。